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北京オリンピックの成功なくしてアジアの未来はなし
[ 2008-7-2 17:12:00 | By: 青木丽子 ]
 

     8月8日、北京オリンピックの開幕までいよいよ分刻みとなってきた。北京では有史以来、中国で初めて開催される世界平和の祭典オリンピックを成功させるべく、国家総力を揚げて様々なことに取り組んでいる。中国の人々達がなぜこれほどまでに、オリンピックに執着するのか。実は、中国が199年に中華人民共和国が成立して以後、初めてオリンピックに選手を派遣したのが52年にフィンランドのヘルシンキで開催された第15回オリンピックだった。けれど、その当時、終戦間もない時期でもあったため、中国は数名の水泳選手を派遣しただけで、もちろんメダルところではなかった。しかも、それ以後、政治情勢の影響を受けて、79年11月に国際オリンピック委員会における議席を取り戻すまでに、実はオリンピックに参加する事ができなかったのであった。

    北京オリンピック、まさに13億の中国の人々の夢なのである。それと同時に私はアジアの人々の共通の夢でもあると思える心を持ちたいと思う。21世紀はアジア太平洋の時代だと言われているが、北京オリンピックの成功なくして、アジア太平洋の時代もやってこないのではないかと考える。みんなで選んだ北京オリンピック。必死に練習を積み重ね、オリンピックを目指している選手の皆さんのことを思えば、たとえ、中国国内の政策に「非」があったとしても、まずは、みんなの協力によってオリンピックを成功に導いていくことが「人」として選ぶべく道なのではないのだろうか。ところで、ここまできて、今、チベット騒動が発端となり、聖火リレーも円滑にバットンタッチがでないほどに、世界各地でデモや暴動が起きているのをみて、胸が痛み苦々しく思っているのは私だけではないはず。26日には日本の長野で聖火リレーが行われる予定となっている。せめて隣国である日本での聖火リレーがスムーズに行われることを心から期待したい。

ところで、中国は80年代に改革開放政策を実施して以来、猛スピードで経済の発展を成し遂げる一方、様々な深刻な社会問題も積み残してきた。中でも「政経矛盾」や「貧富の格差」などの問題が中国をゆさぶる最も深刻な「マグマ」となってくるということは中国政府がだれよりも認識し、様々な試みに取り組み始めていることはご周知の通り。

    しかし、日本の国土の二十六倍の面積を持ち、56もの民族と十三億の民を抱え、しかも全国民の約8割を超える人口が依然としてあまり教育を受けていない農村人口構成となっている、このような巨大な国を一気に変える事は「魔法使い」でない限り、そう簡単にはいかない実情があるということも事実なのであろう。今、中国の人々は中国の未来を見据えながら、ソフトランディングができ方策を必死に模索しているのではないかと思うし、外圧によるものではなく、オリンピックの開催を経て、自らの力によって、自ら変化していくことの可能性をもっていると信じてやまない。来る5月6日には胡錦とう総書記が中国の国家元首として、10年ぶりに日本を訪問する予定となっている。今、日中両国の間には解決すべく問題が山積している。胡錦とうさんの訪日を絶好のチャンスとして捉え、問題解決への糸口が見いだされることを切に願うものである。これはきたるべくアジアの時代に生きる「日本と中国の共通の未来」を握る重要な鍵となると思うから。

 

 

 
 
  • 标签:奥运会 
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